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植物が蒸散していることは,ビニル袋で覆いをして,袋に水滴がつくことからわかる。
教科書では袋の口をしばるものとして,ひもを紹介している。しかし,ゴムひもを用いた方が茎を痛めずに,しっかり密閉してしばることができる。
斜めに力を加えながら,葉脈に平行の方向へ引くように裂く。表皮は裏側の方が作りやすい。表側の表皮をつくるときは,葉の表を上に向けて裂くと作りやすい。最初は裏側の表皮ができるが,そのままむいていくと,途中から表側の表皮ができる。
気孔を観察する方法として,表皮を直接観察する方法以外に,
セメダインを用いて表皮のレプリカをとり,観察する方法があり,非常に簡単である。この方法では,孔辺細胞に存在する葉緑体の観察はできないが,表皮を作りにくい植物や,茎や花,果実などの気孔を観察するのに良い。また,気孔の数の比較をするだけなら,この方法を用いると便利である。
気孔はその形態(副細胞)により8つの型に分けられる。
| 綱 | 気孔の型 | 類別方法 |
双子葉植物 |
キンポウゲ型 |
孔辺細胞が一般の表皮と形や大きさが違わない細胞で囲まれているもの。 |
アブラナ型 |
孔辺細胞が形、大きさの異なる3個の細胞で囲まれている。 |
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アカネ型 |
孔辺細胞が、両側を縦方向に平行な、1個かそれ以上の細胞で囲まれている。 |
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ナデシコ型 |
孔辺細胞が2個の副細胞で囲まれていて、副細胞共通の細胞壁が孔辺細胞の縦軸に直角に接している。 |
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単子葉植物 |
サトイモ型 |
孔辺細胞が4〜6個の副細胞で囲まれている。 |
ヤシ型 |
孔辺細胞が4〜6個の副細胞で囲まれていて、そのうち2個は丸く、他の副細胞より小さく、孔辺細胞の端部に接している。 |
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ミズアオイ型 |
孔辺細胞が側面に1個ずつの副細胞を持つ。 |
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アヤメ型 |
副細胞を持たない。 |
「葉の表には気孔は存在しない」と考えている者が多い。確かに,一般的には,裏面の表皮に多く分布している。しかし,表裏で数が違わない植物もあるのである。また,草の茎の緑色をした箇所,花びら,果実の表面などにも気孔は存在する。意外性を感じさせることである。
気孔の数を比較するとき,顕微鏡の視野内の気孔の数を数えるのは大変である。野鳥の数などを数えるときに使う,カウンターがあればよいが,ない場合は,計算機で代用できる。
計算機のキーを「1」「+」「+」と押す。その後「=」を押すたびに数が1つずつ増えていく。この機能を利用すれば,1に「=」を押した数だけ加算される。
双子葉類が散在しているのに対し,単子葉類では平行に規則正しく並んでいる。例外として,ユキノシタ,ベゴニアの気孔は,固まって星雲状に存在しており,興味を引く。